Kia Ora! ~ニュージーランドから始まる旅の徒然

いつかをじっと待つより、今やりたいことをやろう!とニュージーランドに飛びました。

最近観た映画ーその3

"マンチェスター・バイ・ザ・シー

最初は何の事やらさっぱりわからない始まりで、そのうちぐいぐい引き込まれて行きました。

大きな盛り上がりもないし、話の内容としてはとても暗いのだけど何故か暗くならない。夫々の人々の優しさや痛みの分かち合いもいやらしくなくて。。。

主役はベンアフレックの弟ケイシー・アフレック

最初はマットディモンが主役もやるつもりだったらしいが、そうなっていたらこんな仕上がりになっていなかったと思います。

もっと暑苦しかったかも。

制作はマットディモン。やるじゃん、マットって感じです。

叔父と甥が大切な人を失った喪失感を共有しているという、暗いシチュエーションなんだけど、とてもさらっと過ぎていく。

明るい未来が示唆されてるわけではないのに、とても優しく希望の光を感じることできた最後。

それが不思議な感じでもありました。

心にとてもし〜んて感じで残ってます。

いい映画だったなぁ。

キャストもとっても良かった。

 甥のルーカスヘッジズの初々しい感じ、元妻ミシェルウィリアムズはデビュー当初のスーザンヨハンソンを彷彿させる、セクシーで魅力的な美女。お兄さん役のカイルチャンドラーも普通の人っぽくて良かったですよ。

お勧め❢

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最近読んだ本

 

"身も心もジャズ"  Body & Soul

現在、南青山にあるジャズのライブと美味しいお料理のお店のオーナーの書き下ろし。

2015年に出版されているので、今更ですが。

戦争での疎開も経験されているようなお年の方ですが、本当に素敵な人生だなあって読み終えました。

ジャズが好きでオーナーになり、毎晩ステージを聞いていらっしゃるそうです。

昔からではありませんが、私もこのBody & Soulは行ったことはあります。

ライブを聞くのにちょうどいい広さで雰囲気も素敵です。

ただひたすらジャズが好きな京子さんのように、ここまで音楽を好きでお金にならないジャズのライブの場を提供してくれている。

彼女の好きでたまらないってのが、この本から伝わってきます。

それがなんだか知らないけど、感動して涙が出てきたりしました。

私はジャズをそこまで好きでもなく、詳しくもないのですが、京子さんの女性として、人としてこの本から溢れ出てくる愛に感動。

あくまでも私はですが。

好きなことに忠実に生きて、楽しく真面目に年を重ねて生きて行きたいと思いました。

自分のこれからの目標にもなるし、指針となりました。

今まではもう過ぎたこと、これからでも間に合います。

どんな人生にしていこうか。。。。

 

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歯を抜きました

昨日、歯を抜きました。

生まれつき歯が弱く、今まで何本も抜歯しました。その都度、歯医者さんは凄いなあって思います。こんな小さいスペースで細々と削ったり、抜いたり、植え込んだり。

職人芸ですねぇ。

抜歯は慣れてるけど、落ち込みます。

シュン。😖

でも、根っこが残ってるので最悪の結果ではなくなかったのが救いかな?

それと、今日は新月なので、そういうときの手術とか抜歯とかはタイミング的に良いらしいです。

歯を拔くのは生まれ変わるというメッセージもあるらしいですよ。

ちょっと憂鬱モードから楽しみになってきました。

取り敢えず、週末はおとなしくしていようと思います。

 

 

最近観た映画その−2

最近WOWOWで観たのですが、

「奇跡の教室〜受け継ぐ者達へ〜」

フランス映画です。アメリカの熱血先生と生徒の交流、感動映画とは一味違っていて

何だろう、何が違うのだろう? とても私の心に響きました。

パリの公立学校、様々な民族と宗教の違う生徒がいます。

その中でも落ちこぼれクラスを受け持つ、ベテランの歴史を担当する先生がアウシュビッツをテーマに研究論文を作成させ、コンクールに応募します。

アウシュビッツを調べて行くうちに生徒達は成長し、お互い協力して一つの目標を達成していくような内容です。

人して何が大事か、希望を持つことの素晴らしさを学んでいきます。 

実際このクラスにいた生徒が監督にメールを送ったところから、映画化されるきっかけになったそうです。

その生徒であった、彼が出演し脚本も共同で執筆したというサクセスストーリーがおまけでついています。

自分の人生を諦めていたような少年の人生を大きく変えた出会い。

こういう教育者がもっといればいいのにな。

原題「LES HERITIRES」(遺産、継承)、私達は何を後継者に残して行くのか、何を受け継いで行くのか、歴史の遺産をどう扱うのか、社会的、文化的歴史を無視すること、他者の遺産を理解できるのか、何を守るのか?と監督からの問いかけです。

監督は女性です。

また、先生も女性です。

 

もう一つの映画は「セトウツミ」

最近はあまり日本映画を観なかったのですが、久しぶりに観てヒットです。

私は知らなかったのですが元々は漫画。

漫画としても斬新ですよねー。

高校生の男子二人が時間潰しに話している場面が殆ど。

ほとんど二人の会話でなりったている映画ですが、二人の家庭状況など背景が垣間見られます。うまいなあ〜!って感心しました。

俳優は旬の二人、池松壮亮菅田将暉

大森立嗣監督もこれを実写でよく出来るよねえって思いました。

面白かった!!

 

また、素敵な映画を観たらアップしますね。

 

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最近観た映画その1

先日、恵比寿の写真美術館で「102歳×2 笹本恒子 むのたけじ」というドキュメンタリー映画を観てきました。

笹本さんは90代の時に,現役カメラマンとしてとても話題になりました。

また日本で初めての女性報道カメラマンでもあります。

今は102歳で現役、見た目もお若く笑顔が素敵な女性です。

芯の相当な強さも伺えますし、約100年の軌跡をはっきりと刻まれているでしょう。

むのさんは戦後に新聞社に見切りをつけ、生まれ育った秋田にてご自分で週刊新聞を発行されていたジャーナリストです。

自由に発言が出来ること、平和であることを願い、ご自身のジャーナリストとしての役割を全うされました。

101歳で死去されましたが、100歳の時でもとても頭脳明晰でいらっしゃったようです。

この映画でお二人の生き様のようなものを感じ、自由、平和である権利の尊さを考えさせられました。強い言葉で訴えるのではなく、とても自然に穏やかに伝わってきました。

 

次に「ローマ法王になる日まで」

ローマ法王、ホルヘ・ベルゴリオ枢機卿の半生を描いた映画です。

私は全くローマ法王に関しては興味も知識もなかったのですが、とても感動しました。

主人公は2004年に公開されたチェ・ゲバラの南米旅行日記「モーターサイクルダイアリーズ」に出演していたチェの先輩のアルベルト役のロドリゴ・デ・ラ・セルナがベルゴリオ役でした。彼を見て、以前の役が青年役だったので時の流れを感じました。

また、素晴らしい演技力に感動!

アルゼンチンの軍事政権下での困難な時代に、不当な圧力、友人の死などの苦難を経験して、より信仰に対し深く強固になっていく様子や人としての弱さも描かれています。

この映画で一番心に深く刺さったのは

マリア様が人生でのいろんな苦悩の結び目を解いてくださる、という教会での場面。

「結び目を解くマリア」の絵というのも私は知らなかったのですが、人にはいろんな苦悩の結び目がありますよね。

それを優しくマリア様が解いてくださると思うと、心が癒されます。

歳を重ねていくうちに一杯できた結び目が、どこかの折り返し地点でどんどん解けていくような気がします。

 

弱者に寄り添う方が法王という地位につくんだと、これを観て少し希望が持てました。

 

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ラファエル ナダル おめでとう!!

昨日全仏オープン2017の決勝でしたね。

日本時間では昨日の夜から今日6/12にかけてになりますが。

31歳になったナダルが優勝しました。

ここ何年かは不調で、昔のナダルのような快進撃はなかったのですが、復活しました。

彼も泣いてましたが、一緒に泣けた。

いつも真っ直ぐで誰からも愛されるナダル選手。お父さんは実業家で成功していて、おぼっちゃまくんなんだけど、凄く謙虚に厳しく教育されています。

そこが誰からも愛されるナダルを形成したのでしょう。

今大会のワウリンカも絶好調だったのに、彼のテニスを見事に封じ込めました。

準決勝のティェムも全く別人になってましたし。相手のポジションを常に意識し、打ち込まれないような位置にボールを落とす、素晴らしいテニスでした。

とうとう、トニコーチも引退してカルロス・モヤにバトンを譲ることにしました。

彼らサポートスタッフはマヨルカ島出身にとことん、こだわるそうです。流石に全員が全てマヨルカ出身ではありませんが。しかも出来ることなら、生まれた街のマナコル出身がベストのようです。それくらい、マナコルが大好きで、また街自体の結束も硬いのだそうです、

街の人々はナダルを決して特別扱いしない、だからあのナダルを作ったのかもしれません。

10代からのナダルをずっと見てたので感無量です。あの少年が、やや頭も薄くなり

30歳越え、でもナダルの目は今でも少年のようだなって、思いました。

ボールボーイにも優しいナダル

奇跡的な偉業を達成しました。

世界中からの賞賛の声がとんでるでしょう!

ラファ!おめでとう🎉

もう、言葉では言い表せないくらい、感動!❣

 
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テニスについて

私はスポーツ観戦で唯一、テニスの試合を観るのが好きです。

もう、テレビで25年ちょっとテニスのグランドスラムの試合を観て来ました。

どんなスポーツでも同じだと思うのですが、ずーっと観ていると選手の成長や浮き沈みが自分の家族のように思えて来ます。

 

最近は日本から錦織圭という天才が出て来て、テニスのニュースが増え民放でも放送され、グランドスラムだけではなくATPツアーも放送されるようになりました。

それは私にとっては、とっても喜ばしいことなのです。

試合時間が長いのと、日数もかかるので時間を取られてしまうのが難点ですが。

 

スポーツ観戦はテレビ中継でとてもリアルです。だから面白いのかなと思ったり。

八百長があったとしてもリアルです。

台本があるわけではなく、カットされるわけではなくリアルの緊張感がたまらない。

テニスは特に個人の競技なので、その人となりが見えるような錯覚に陥ります。

テニスはイケメンが多いです。(これも錯覚かしら?)

マラト・サフィンやカルロス・モヤのイケメンぶりが大好きでした。

マラト・サフィンは本当に格好良くって、未だに彼ほどイケメンプレーヤーはいないのでは?なんて個人の好みでしょうか?

マラトの妹はテニスプレーヤーでディボラ・サフィナです。これでロシア語って男女でファミリーネームまで変わるんだ、って勉強になりました。

テニスは私にいろんなことを教えてくれました。

サフィンはいつもお騒がせ男的なところもあり、話題にはこと欠かない選手でした。

今はこのタイプの悪童はいなくなったなあ。キリオスはちょっとタイプが違うし。

サフィンは政治家になったり、今はシニアで活躍していますよね。

テニスはもう嫌だって言ってたくせに。

 

丁度今、全仏オープンが開催されています。

昨日は上地結衣選手が車椅子テニスで優勝しました。

国枝さんは残念ながら、準々決勝で敗退。

まだ手術直後なので厳しいようですね。

国枝慎吾選手のドキュメントも観たのですが、やはり感動しました。

生きていることへの感謝。

類稀なる身体の才能と、努力ができる才能と強いメンタルの持ち主だと思います。

錦織選手はグランドスラムの優勝を期待されていますが、まだ達成できていません。

が、彼の体型は典型的な日本人で、身長も170cm代でよくぞここまで来たね!と思います。サービスはやはり身長が大きく影響するのでかなり不利だし。

もう、ここまで来たからいいじゃん、って言いたいけど、ダメなのかなぁ?

同じアジアン人でも韓国のチャンは大きいですね。

彼も伸びて欲しい逸材ですね。メンタルも強そうだし楽しみです。

今日は男子シングルス決勝。

ナダル頑張れ!!!

 

また、次回もテニス徒然にしようかな。

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