最近観た映画その−2
最近WOWOWで観たのですが、
「奇跡の教室〜受け継ぐ者達へ〜」
フランス映画です。アメリカの熱血先生と生徒の交流、感動映画とは一味違っていて
何だろう、何が違うのだろう? とても私の心に響きました。
パリの公立学校、様々な民族と宗教の違う生徒がいます。
その中でも落ちこぼれクラスを受け持つ、ベテランの歴史を担当する先生がアウシュビッツをテーマに研究論文を作成させ、コンクールに応募します。
アウシュビッツを調べて行くうちに生徒達は成長し、お互い協力して一つの目標を達成していくような内容です。
人して何が大事か、希望を持つことの素晴らしさを学んでいきます。
実際このクラスにいた生徒が監督にメールを送ったところから、映画化されるきっかけになったそうです。
その生徒であった、彼が出演し脚本も共同で執筆したというサクセスストーリーがおまけでついています。
自分の人生を諦めていたような少年の人生を大きく変えた出会い。
こういう教育者がもっといればいいのにな。
原題「LES HERITIRES」(遺産、継承)、私達は何を後継者に残して行くのか、何を受け継いで行くのか、歴史の遺産をどう扱うのか、社会的、文化的歴史を無視すること、他者の遺産を理解できるのか、何を守るのか?と監督からの問いかけです。
監督は女性です。
また、先生も女性です。
もう一つの映画は「セトウツミ」
最近はあまり日本映画を観なかったのですが、久しぶりに観てヒットです。
私は知らなかったのですが元々は漫画。
漫画としても斬新ですよねー。
高校生の男子二人が時間潰しに話している場面が殆ど。
ほとんど二人の会話でなりったている映画ですが、二人の家庭状況など背景が垣間見られます。うまいなあ〜!って感心しました。
大森立嗣監督もこれを実写でよく出来るよねえって思いました。
面白かった!!
また、素敵な映画を観たらアップしますね。